<鳴門 … Point in Naruto>
 
 ■折野漁港
知名度
2
「最近のお気に入り!ルアーマンは皆無」

鳴門はよく行ってるけど、北灘方面にはあんまり出かけない。やっぱりちょっと遠いからめんどくさい。とくに徳島のルアーマンはほとんど北灘のあたりには出没しておらず(シーバス狙いのアングラーはたまに見かける)ロックフィッシュともなればなおさらだ。ただし、餌釣りの人は多い。このポイントは図のように瀬戸内海側へ向かってキャストすればカサゴが釣れる。時合は朝夕がいいだろう。湾内へキャストすればソイのヒットがあり大型もでる。ソイは湾内にしかいなくて、カサゴは湾内にはいない。はっきりと区分されてる面 白いポイントだ。ソイは夕方によくヒットする。向かって右側のいけす(?)にはタコやノドクサレ(メゴチ)、ハゼなんかがいるだけでキャストする価値はあまりないだろう。釣り方、釣期は後述の「亀浦周辺テトラ群」を参照。折野は最近の桃色支部お気に入りの自信をもってお勧めするポイントだ。

 
 ■鳴門亀浦漁港
知名度
「シーバッシングブームの火付け役」
亀浦漁港は、徳島のシーバッシングブームの火付け役的存在として語り継がれるメジャーポイント。今ではひと昔前の勢いもちょっとショボくなってきたもものA級ポイントであることに違いはない。冬のシーズンは絶対シーバスを狙おう。70オーバー80オーバーはあたりまえ、夜間から朝にかけて潮が合えば回遊してくる。先端のテトラからのキャストがおすすめ。荒れてる時は内湾部にベイトが逃げ込んでるから、当然シーバスも内湾部で狙おう。タックルは標準的なものでいい。ロッド9〜10フィート、ライン12〜16ポンド、ルアーはフローティングミノーが基本だけど水深があるからシンキングも使える。その他五目釣りでアイナメ、ソイなんてのも釣れるから昼間に出かけてもいいんじゃない。秋の早朝にはカマスの回遊もある(但し一瞬)。シーバスは11月〜1月、アイナメは秋口あたりから、その他はほぼ年中狙える。
 
 ■亀浦周辺テトラ群
知名度
「ここのテトラはカサゴの新興住宅団地」
県道鳴門公園線を北へ走ると、鳴門公園へ行く道とスカイラインへ行く道とに別 れる。その道をスカイライン方向に行くとすぐにテトラ群が目に入る。このテトラにカサゴが大量 に生息してるってわけだ。その中でもいちばんのポイントが淡路フェリー前のバス停から亀浦漁港にかけてのテトラ。突堤があるからすぐにわかる。漁港から突堤まで釣り歩けば1時間やそこらは楽しめる。潮が満ち込んでくるコンディションがベストだけど常にアタリはコツコツあるからまあ飽きずにやってみてくれたまえ。当然ライトタックルで挑む。6フィート前後のロッドに4〜6ポンドライン、1/16〜1/8ozのジグヘッドリグあるいはアンダーショットリグ、グラブは3インチ程度のものをチョイス。ボトムでちょんちょんとグラブをアプローチしてやれば、アタリがある。グイッと引き込まれてから合わせた方がこのポイントでは有効。釣期は2月ごろに少し食い渋るけどほぼ年中やれる。
 
 ■岡崎奥ゴロタ浜
知名度
「素潜り野郎多発!ヒットさせちゃあいけないよ」
鳴門市岡崎海岸を通り越し、東へどんどん車を走らせるとそのうち鉄柵で行き止まりとなる。そこに見えるゴロタ浜でロックフィッシュが狙える。途中まではテトラ、そこからは地磯となってるけどどっちで釣ったっていい。このポイントは釣り人はあんまりいないかわりに素潜り野郎が原始人みたいに魚を突いたりしてるから気を付けよう。(素潜り野郎のご意見によると)魚影が濃いのは確認済みなのだが、いつでも釣れるというわけではない。わりとシブめのポイント。だけどカサゴ、アイナメ、メバルの三種がまとめて狙えるポイントってのはわりと希少だからファンも多い。タックルは亀浦漁港周辺テトラ群のものを参照。メバルはスイミング、それ以外はボトムの探り釣りが効く。カサゴは年中、メバルは3月以降、アイナメは秋口から狙える。
 
 ■千鳥ヶ浜手前地磯
知名度
2〜3
「突堤と建物に隠れちゃって知られていないポイント」
鳴門の海岸通りに千鳥ヶ浜という海岸があり、その手前に屋根付きの休憩所がある。そこに車をとめて目の前の地磯でシーバスを狙ってみよう。この地磯、突堤と潮騒荘なる建物に隠れちゃって道路からの確認が困難、よって釣り人もあまりいない。いてもポイントが広いからどこででもキャストできる。タックルは亀浦漁港のものを参照。但しシンキングミノーは使わない方がいい。水深がひどく浅いこのポイントは潜水度の低いルアーで攻めるのがキモ。ほんと、トップでやってもいいぐらい浅い。釣期は12月〜1月下旬。サヨリ等のベイトがルアーに引っ掛かってくるようなコンディションの日はすぐ足下までヤツラはやって来てるから気をぬ かずにリーリングしよう。
 
 ■北泊周辺
知名度
「潮の流れが激早!小鳴門海峡はまるで川だよ」
小鳴門海峡はほとんどの場合潮が流れていて、いかにも魚が好みそうな海域。北泊港が一番北の先端にあり、そこへ辿り着くまでの小鳴門海峡沿いにそって存在する釣場をおおまかに北泊と呼んでる。この辺の特徴は春先にカジメ等の海草類がアホみたいに大漁生息してること。底からドバッと生えちゃって流れに乗ってうねうねしてる。そのおかげでこの時期にはメバルの回遊が見られる。主にグラブのスイミングで狙う。タックルは春先ならば超ライト、渓流ロッドに4ポンドライン、1/32や1/16ozの軽量 ジグヘッドをチョイスしてグラブもそれに見合った小振りなものを使う。キャストしてリーリング、つまりスイミングで来なければ、ボトムからの探り釣りに変える。このポイントのメバルは居るのが見えるけど潮が合わないと何の反応も見せないからイラッとくる。
 
 ■八木の鼻手前サーフ
知名度
「ハッキリ言って日が昇ってから釣りましょう」
八木の鼻の防波堤は鳴門では有名。その手前にテトラの並んだサーフがある。狙うのはシーバス。サーフからテトラ群に向かってキャストしながら釣り歩くわけ。夜間のサーフでのウェイディングってのはちょっとキモイものがあるけど安心したまえ。狙う時間は朝、しかもめちゃ遅。7時とかの日が昇ってからでいい、というかその方がベスト。このポイントはほんと変わっててなぜか暗いうちのヒットがない。シーバスが妙な時間に回ってくる、あるいはベイトフィッシュを追い出す理由ははっきりしないけど、地形やテトラの並びそし潮の流れが三つどもえで関係してることに違いない。ぼくらが一番遅い時間にヒットさせたのは午前10過ぎ。ほんとわけわからん。防波堤から数えて4番目、5番目あたりのテトラ群に実績が高い。タックルは亀浦漁港のものを参照。釣期は12月〜1月にかけて。寝坊したってここへ行けばいいだろう。